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ヤコブの梯子 [雑感]

最近よく宇宙エレベータを扱った記事を目にする。
軌道エレベータとか言われることも。
要するに衛星軌道からケーブルを垂らして、
昇降機で行き来しようと言うものだが、
2兆円程度の開発予算が見積もられているらすい。
一昔前まではSF小説での空絵ごとも、
カーボンナノチューブなど科学の発達で現実味が出てきたようだ。

といっても同じような話はスペースコロニーについても
あったように思う。

宇宙開発関連はどんなものでも国家が金を出す以上
何らかのメリットを期待している。
要するに軍事に関してだが、20世紀後半の米ソの宇宙開発の
急速な進展は要するに冷戦の賜物であったわけで。
冷戦が終われば急激な進展はなくなるのが当たり前。
人類が軌道上から地球を始めて眺めてから、月に降り立ち
夢の宇宙船スペースシャトルが登場して以降、
まるで熱からさめたように宇宙開発の進歩が緩くなってしまった。

21世紀なったら数百、数千の人類がすでに長期にわたり生活し、
月にさえも恒久基地が建設され研究開発が行われている。

・・・・と期待していたのに。

軌道エレベータもスペースコロニーも外宇宙探索も
月や火星への移住も、そもそも一般人の宇宙(衛星軌道上)への
旅すらまだまだ先の事なのかもしれませんな。

人間の宇宙への進出意欲って地球上の国家間のごたごたが
一切片付かない間は今以上に湧き上がらないように思える。
戦争の問題、エネルギーの問題、貧困格差の問題、
環境の問題などなど。

まさにSFの話だが、「スタートレック」。私は好きである。
このお話の人類は、3回目の世界大戦を経験し衰退していた中
一人の科学者がワープ航法を発見。それによりエイリアン(バルカン人)
とファーストコンタクトすることにより国家の壁を超えて人類が一つになり
宇宙への進出を果たす。というのが始まりなのでありますな。
麗しい話ではないですか
まさに本格的な人類の宇宙進出にはまず人類がもろもろの壁を乗り越えること
が必要だと思うのでありますな。
逆にそういうものを乗り越えてからでないと結局人類は地球軌道上を
戦争の場所にしてしまうのでしょうな(ガンダム世界のように)。
軌道エレベータにしても建設する場所は治安が安定した国家に、
テロについても充分な配慮をして・・・となんだかなぁ。
でもそれが現実でもあるし。
2兆円という試算も、実は純粋にかかる費用なのかも知れないが
他の事をクリアするのに山ほどお金がかかりそうです。

あと何年生きられるかわからないが、ソラのその向こうの
本当の宇宙(ソラ)から地球をその目で見てみたい というのが
我輩の最後の希望であったりする。
その時わずかでも蓄えがあってそれをすべて充てても、
奥さんに泣いてすがられても、
宇宙へ行ったら最後生きて帰れませんよ といわれても
もし行けるのであれば私は行ってみたい。

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